とある熟女が風俗求人で高収入を得る話
熟女、お金に困る

39歳アラフォー女性、世間的には熟女と呼ばれる年齢だ。
十数年前に4歳年上の男と結婚し家庭を築くも六年前に離婚。
現在は8歳になる息子と二人暮らし。
現代の日本の中で、ごくごくありふれた熟女のシングルマザーなのである。

決して裕福ではないが、それでも息子と二人で慎ましく暮らしていた。
毎日のように豪勢な食事ができるわけではないし、高級なブランド品や洋服も買うことができない。
化粧品だって効果が期待できるかどうかすら怪しい安物ばかりを使っている。
それでも明日生きていけるか?という深刻な悩みはせずに生活できている分、まだ幸せなのだと言える。

昼は近くのスーパーに時給800円で働き、夜は子供の面倒や家事をする時間。
スーパーのバイトの勤務時間は1日6時間ほどで、それ以外は家事や子供の世話をしていたら自分の時間も何もない。
そんな毎日。
充実していないにも関わらじ忙しく慌ただしい日々に追われても、月収わずか14万円ほどの手取りしかもらえないスーパーのアルバイト。
スーパーのアルバイトはコンビニに並んでいる求人情報誌で見つけた。
ただ、特に有用な職歴もなければ手についた仕事の技術や資格もない。
そんな熟女にとっては、誰にでもできるような時給800円たらずの簡単なアルバイトしか働き口がないのである。
若い頃に何か手に職をつけておけばと後悔するのも後の祭り。

将来に対し不安はある。
特に金銭面。
再婚でもしない限りは自分と子供が生活していくために、自分で生活費を稼がないといけないのだ。
そのように今後の人生を長い目で見ると、スーパーのアルバイトよりも、将来長く働けるような資格を取得し安定した生活に向けて、前に進んでいいく必要がある。
だこの熟女はお金もなければ、時間の余裕もまったくないのである。
まだ幼い子供を持つシングルマザーは、子供の面倒や家事で自分の時間というものがまったくない。
これが若ければ、無理もきくかもしれないが、そんな体力も悠にないのである。
家事と仕事と日常を送るだけで時間は刻々と過ぎていくだけで、遊ぶ時間や自分を癒す時間はないのは当然としても、自分の将来に対する勉強する時間もバイトを掛け持ちするなど、収入を増やそうと働く時間もこれ以上ない。
親子二人の面倒を見るのは自分しかいない以上、何と言っても無理をして体を壊してしまうことが、一番避けなくてはならないことなのだ。

そんな時に事件は起こったのだ。
熟女にとっては一大事とも言える金銭トラブル。
20万円というまとまったお金を近日中に用意しなければならない事態になったのだ。
当然、貯金はまったくない。
スーパーの仕事だけではどうも用意できる金額でもない。
絶体絶命の大ピンチ。
頼れるものは自分しかいない。
支払い期限だけが無常にも刻一刻と迫っている。

熟女、風俗求人を探す

金銭トラブルにあっても日常生は変わらずに押し寄せてくる。
20万円という普通の人ならば用意できるであろうお金も用意できない熟女にとって、それと同じくらい目の前の生活費を稼がなくてはならず、相変わらず昼はスーパーのアルバイト、夜は子供の面倒と家事に追われる毎日。
時給800円という低収入を考えて転職を考えてみるも、資格も経験もないこの熟女にはそんな時間もないのである。
ましてや年齢も若い頃なら雇ってくれるところや働ける仕事はあっても、子持ちのアラフォー熟女には難しいともわかっている。
雇う側だって若い女性の方が色々と魅力に思うだろうし、働く活力もあふれていると思うだろう。
特にまだ幼い子持ちともなると、何かと時間的に融通が利かないことだって多い。
たとえこちらが働きたいと思っていても、雇ってくれる高収入求人なんてそうそう巡りあう事もない。
そんな悩みを抱えた熟女はある日、ネットでこんな広告を見つける。

『熟女さん、人妻さん大歓迎!風俗求人で今すぐ誰でも高収入!』

「熟女さん」「今すぐ」「誰でも」「高収入」。
この並んでいる文字だけで今抱えている悩みがすべて解決してしまうくらいの魔法のような言葉。
年齢で転職も出来ないと躊躇していること。
特に今すぐ20万円という大金を用意しなければならないということ。
特別な資格や経験がなくても誰でも働き高収入を得られるということ。
ただし、嬉しくてすぐに飛びつきたい衝動に駆られないのは、そう「風俗」という職種のことだ。
確かにお金が必要と思ったときに、「風俗」という言葉が頭に浮かばなかったということはない。
ただやはり自分がこれまで風俗で働いた経験も、周りの知り合いや友人も働いたという話を聞いたことのない熟女にとって、やはり風俗で働くということに抵抗はある。
もちろんそれは、価値観としての抵抗も含まれるが、お金という問題に直面している以上、そこはある程度超えられる自分のハードルである。
一番は、風俗という未知の世界に対する恐怖が抵抗となっているのだ。
これがもし仮に過去に風俗で働いていた知り合いがいて、話を聞いたことがあったりするのなら、まだ少しは安心できるがそんな情報は何もない。
そもそも風俗というのは具体的にどんなところでどんなことをするのか、正直なところ詳しく知ってもいないだ。
ただ、男性客にエッチなサービスをするところという認識はあるものの、どこまでのサービスをするのか考えたこともない。

そこで熟女はまず、ネットで風俗の種類について調べてみることにした。
調べてみると、水商売チックなものを除いたおおまかな風俗として、「ソープランド」「ヘルス」「デリヘル」「メンズエステ」「オナクラ」というような業種に分かれているみたいだ。

「ソープランド」については、この熟女もなんとなく理解はしていた。
風俗の業種の中では一番高い料金設定のものであり、お風呂があって男性客と本番行為をするという風俗店。
吉原なんかが有名で一番過激な分、稼ぐことには良さそうではある。

続いて「ヘルス」「デリヘル」の風俗店は、本番行為はないものの様々なコンセプトのお店が存在するらしい。
色々なコスプレやサービスで他店との差別化を図っているようで、とくに「デリヘル」は「ヘルス」の出張版だということ。
「ヘルス」が店舗で風俗サービスを行うに対して、「デリヘル」はホテルやお客様の自宅に出張するというもの。
尚、日本で一番お店の数が多いのはこの「デリヘル」で、利用者が多いのも「デリヘル」ということだ。

「メンズエステ」は通常の風俗サービスに、アロマオイルを使ったエステも行うという業種。
性的な快感だけではなく、リラクゼーション効果のある癒しのサービスをも体験できるとあってか、男性客には人気の風俗のひとつのようだ。

最後に「オナクラ」は、女性はなかなか知らない人も多いような珍しい業種の風俗店。
この風俗のコンセプトは、男性のオナニーのお手伝いをするというものらしく、基本的には女性はお手伝い、サポートに徹するということ。
具体的には、他の風俗サービスのように、女性が触られたりキスをしたりということはない場合が多く、さらに女性は服を着たままプレイをするのが一般的であるらしい。
男性が個室でアダルトビデオなどを見てオナニー行為を行い、フィニッシュのときに女性スタッフがハンドサービスを行い、男性が射精するのをサポートするというもの。
当然、他の風俗サービスに比べると、料金が安いらしく、ライトな風俗という感じらしい。

ざっと主流な風俗業種を調べてみたが、熟女にとってはどれも初耳な情報ばかりであった。
この中からどんなお店で働こうか悩んでしまうが、それぞれにメリットやデメリットが存在する。
現在の熟女の悩みでもある「今すぐまとまったお金が必要」ということで、「ソープ」か「ヘルス」か「デリヘル」に絞って考えてみるものの、「ソープ」は少し抵抗があるのも事実。
さきほどの見つけた広告は「デリヘル」という業種のお店だったこともあり、熟女は「デリヘル」求人デビューを決意することにしたのだった。
果たして熟女はこのまま高収入を稼ぎ、20万円必要という問題を解決できるのかどうか、熟女の奮闘は続く。